料理本リレー
SNSでさまざまなリレーが回る中、
私はInstagramで 「料理本リレー」のバトンを受け取りました。
大好きな料理本を振り返る良い機会だったので、
備忘録としてこちらにも残しておきたいと思います。
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大好きな料理本を振り返る良い機会だったので、
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『単純な脳、複雑な「私」』

年末から『単純な脳、複雑な「私」』(講談社ブルーバックス)
という本をパラパラと読んでいる。
あいかわらず、池谷裕二さんは面白い。
難しい脳科学の話を高校生向けに語っている。
高校生に向けて専門家が語るスタンスが、
個人的には一番面白いのではないかと思う。
脳科学なので科学の話ではあるのだが、
突き詰めていくと、哲学の話になってしまう。
例えば、人にはなぜ好き嫌いがあるのか、
昨日の自分と今日の自分は本当に同じなのか、などなど。
どちらの問題も脳の記憶が関係しているらしい。
人間は本能的に安定を求める生き物。
生物として、自分の生存が第一だから。
以前に出会ったことがあるものは、自分の生存が保証されて
いるものだから、好きになるとのこと。
これは後天的に克服できるもので、何度も顔を合わせているうちに
その人のことが好きになったりすることも多い。
子どものころは苦かったビールが美味しくなるのも同じ。
池谷さんが言うには、正しいと好き(もしくは心地いい)は
同じ意味だそう。そして、好きは慣れによるところが大きい。
ここからは私見。
みんな「おふくろの味」が好きなのも慣れの問題。
夫婦で意見が一致しないのも慣れ(育った環境)の問題。
どっちが正しいということはないのだ(どっちも正しいのだろう)。
領土問題で、中国や韓国と対立するのも、
結局のところ、慣れの問題なのかもしれない。
余談だが、日本人や西洋人から見た「しまうま」は、
白い地肌に黒の縞がある馬と思っているけど、
黒人からすれば、黒い地肌に白い縞がある馬と思っているよう。
いやはや、いやはや。
(by オット)
『肩掛けボストン鞄の旅』
フードコーディネーター・根元きこさんの、旅のエッセイです。

(『肩掛けボストン鞄の旅』根本きこ著/KKベストセラーズ)
ボストンバッグひとつで世界中に出かけ、
長期間、暮らすように滞在するのが、きこさんの旅のスタイル。
現地のリアルな人々の様子や、旅のあれこれが綴られた文章を読みながら、
家にいながらにして、旅の気分にどっぷり浸れたのでした。
暮らすような旅、いつかしてみたいものです。
が、子連れだと当分はムリそうですね。
これは2004年に書かれた本ですが、
その後2人のお子さんの母になっている、きこさん。
旅のスタイルがどんなふうに変化しているのか、気になるところです。
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(『肩掛けボストン鞄の旅』根本きこ著/KKベストセラーズ)
ボストンバッグひとつで世界中に出かけ、
長期間、暮らすように滞在するのが、きこさんの旅のスタイル。
現地のリアルな人々の様子や、旅のあれこれが綴られた文章を読みながら、
家にいながらにして、旅の気分にどっぷり浸れたのでした。
暮らすような旅、いつかしてみたいものです。
が、子連れだと当分はムリそうですね。
これは2004年に書かれた本ですが、
その後2人のお子さんの母になっている、きこさん。
旅のスタイルがどんなふうに変化しているのか、気になるところです。
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『第三の脳』

『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』傳田光洋著(朝日出版社)
「第三の脳」といっても、「脳」ではなく、「皮膚」について書かれた本。
著者は資生堂の研究員で、皮膚科学の専門家です。
肌に気持ちいいことをすると心がほぐれ、逆に心がストレスを感じると
肌の免疫力が低下することが、科学的にもわかってきているようです。
精神安定剤を肌に塗ると、肌荒れがやわらいだという実験結果も!
さらに皮膚には、体を包む役割以外にも、光や電気信号などの刺激を
感じて、脳を介さずに感情表現をする能力もあるのだとか。
好きな色や苦手な色だってあるというから、驚きです。
ヒトの心には、思った以上に皮膚感覚が大きな影響をふるって
いるのですね。
ついつい頭だけをせっせと働かせてしまう現代の生活。だからこそ
しっかり意識して、生物的な心地よさを素通りしてしまわないように。
ムスメにもスキンシップをいっぱいして、幸せな「肌記憶」を残そう。
身につける衣類も、できるだけ心地いいものを厳選しよう。
科学書でありながら、そんなことに気付かされた一冊だったのでした。
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