毬 藻 舎 つ れ づ れ

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再利用したもの③

我が家の坪庭の影なる主役、手水鉢。
こちらも、もとから家の庭にあったものを再利用しました。

そのままだと、ちょっと大き過ぎたので、
半分から下を土の中に埋めて、小ぶりサイズに。
DSC_3812.jpg

水草は、よくいくご近所の植木カフェ樹々丸さんに、分けていただいたもの。
うれしうれし♪ ありがたや。

ぷちぷちした小さな葉っぱが、とてもかわいいのです。
DSC_3830.jpg

風で飛ばされた先の水瓶でも、どんどん増殖するくらい、
繁殖力旺盛だそうな。。。

陽当たりのあまりよくない我が家の坪庭ですが、
たくさん子孫を増やしてくれますように。


(by ツマ)




再利用したもの②

そして再び、家の話。

庭に使っている飛び石のうち、
手前の2つは、古い柱を支える土台として使われていた石です。
(奥の2つはホームセンターで入手した新しいもの)

なんと古い町家では、土台となる石と柱が連結されておらず、
このような「礎石」と呼ばれる石に、
柱を乗っけているだけ、という構造が一般的なのだそうです。



改築時、耐震のためにベタ基礎を敷いたので、
礎石は必要なくなり、庭で第二の人生(石生?)を歩んでもらうことに。

長年、家を支えてくれた石たち。
こんどはお庭から、この家を温かく見守ってくださいな。

(by ツマ)

再利用したモノ ①

改装前、この家の階段の途中にあったのが、
何やら丸い穴が並んだ、不思議なモノ。
IMG_5664_convert_20131125233745.jpg

近づいてみると、こんな感じ。
見たことのないこの形、一体なんなのでしょう???


前の住人さんに尋ねたところ、答えは、なんと「傘立て」なのだそう。
それも、蛇腹傘を使っていた時代の。

しかし一体なぜ階段途中のこんな位置に? と疑問がわくのですが、
酒屋を営んでいたその昔、階段下に住居用の入り口があり、
階段を玄関のように使っていたのだろうとのこと。

むむむ。こういう時代を感じるアイテムには、
理由なく心惹かれてしまいます。

うまい転用方法を思いつかぬまま、
結局、改装後の我が家でも、
傘立てとして活用させてもらうことになりました。


正直なところ、現代の傘とサイズ感が異なり、
いまいち使いづらくはありますが……。

土間に入るとすぐ目に入る場所にあるので、
町家らしさを演出するためには一役買っていて、
これはこれで、とても気にいっています。

それにしても、収納しているのが、
コンビニ傘とアンパンマンの子ども用傘というのが、なんとも残念。。。
いつの日か、この傘立てに似合うような大人傘と、ご縁がありますように……!

土間の水場

土間の一角には、水場があります。
蛇口は左から冷水、温水、井戸水の3つ。
洗い桶はレトロな感じですが、
キッチンとおそろいの六角タイルを貼った新品です。
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ちょっとした洗い場としてはもちろん、
ただいま武者修行中の、染色の場にもぴったり。

休日の昼下がり、さっそく染色を始めようとしたところ……
ムスメも「いっしょにやる!」とかけ寄ってきました。

いま取り組んでいる「ベンガラ染め」で使う染料は、
100%天然の土からできているので、小さい子どもが触っても無害。
泥遊び感覚で、一緒に楽しみながら染められます。
染め物をするのは、主にムスメが家にいる休みの日なので、
こうやって一緒に作業できるのは助かります。
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この日は、オットさんのリクエストにより、
白色コンバースを「鉄朱(てつあか)」という朱色の
ベンガラ染料で染めてみました。
DSC_3843_convert_20131122065623.jpg

乾くと肌色のような、やさしいオレンジ色に。
といっても決してふんわりしたパステル調ではなく、
どこか土っぽい色合いなのは、土からできた染料だからこそ!
深みのある、なんともいい色に染まります。
(……長くなるので、ベンガラ染めの魅力を語るのは、また別の機会に。。。)
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玄関ののれんも、ベンガラで染めた帆布で手作りしてみました。
右から、「黄土」「黒土」「丹土」「黒土」。
ベンガラ染めの中でもとくに気に入っている「土色シリーズ」の3種です。
(……でも、この写真は逆光で、色がよく分からないですね。)
DSC_3922_convert_20131125175602.jpg

玄関土間

玄関戸を開けると……
DSC_3916_convert_20131122070845.jpg

いきなり土間スペースが広がり、
そこから直接、リビングに続いています。
IMG_7211_convert_20131122065723.jpg

いわゆる「玄関」というものが、この家にはありません。

ひと昔前、この家で酒屋が営まれていた時代の「ミセの間」も
こんな感じだったのかも?
その時代に習ったというわけではありませんが……。

我が家の前は抜け道になっていて、スピードは緩いものの交通量が割と多め。
安全に自転車の乗り降りをしたり、遊んだりできる場を確保するのが、
土間を広くとった一番の理由でした。

真南に面した土間は、家の中でも明るい空間です。
ハンモックブランコもとりつけ、子供にとって格好の遊び場に。
寒くなる前は、自然とハダシになってかけ回っていました。
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というのも、土間の表面はサラサラしていて、肌触りがとってもいいんです!
予算的に本物の三和土(たたき)ではなく、モルタル製なのですが、
やはり左官屋さんの手仕事のなせる技ゆえ(?!)なのかなと思います。

土間製作中の左官屋さん。
ていねいかつ、スピーディな職人技に見とれてしまいました。

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見事なまでに、平面(!)な完成形。
塗りたてはつやつやでホント美しいです。
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なければないで、「玄関」はなくても生活には困っていません。
もともと、我が家にはあまり靴が多くないというのもありますが……。
その日使う靴だけ、こんなふうに出しています。
雨の日の、雨靴3つ。。。
DSC_3786_convert_20131122065601.jpg

表に出していない靴は、余った本棚を土間の隅っこに置いて収納しています。
本物のゲタ箱は、まだしっくりくるものが見つかっていないのですが、
いい出会いがあるまで、気長に探し続けたいと思います。



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プロフィール

毬藻舎

Author:毬藻舎
2012年に東京から京都に移り住み、
夫婦で本の編集業に携わっています。
http://marimosha.com/
[mail]marimosha.info@gmail.com


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